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描画ツール「Visio」のシェア率は高い
IT系、とりわけシステムエンジニア系の職種の方はネットワーク構成図を仕事中によく描きますよね。
そう、こんな感じのやつです。
(ネットワーク構成図の例)
最近はIllustrator派なんかも少しずつ増えきているらしいですが、まだまだ大多数の方はVisioを使ってネットワーク構成図の作成をしているんじゃないかと思います。
描画ツール市場のシェアは調べてもWeb上で見つからなかったのでちょっと分かりませんが、取引先など僕の周りではたいていネットワーク構成図にVisioを使っているので、Visioのシェア率は非常に高い印象です。
しかしVisioを個人で買うにはちょっと高額だ
さて、このVisioはマイクロソフト謹製のプロダクトです。
なので、ネットワーク構成図をもし仕事外の趣味として描こうとする場合はプロダクトのライセンスキーをちゃんと買わなければいけません。
しかし、思いのほかVisioのライセンスはめっちゃ高いのです。
廉価なStandard版でも40,824円です(2018年現在)。個人が趣味の範囲で買うには、ちょっとキツい価格かなと思います。
(Visio Standard 2016 価格)
で、今度は無料でVisio代わりに使えるいい描画ツールはないかなーと色々調べていたのですが、『draw.io』という超クールなフリーツールものを発見してしまいました。
今回の記事ではこの描画ツールの紹介をしたいと思います。
Visioの代わりに使えそうな無料ツール『draw.io』とは?
(draw.ioロゴ)
『draw.io』は、ネットワーク構成図やフローチャートなどを描画できる無料のWebアプリケーションです。
Webアプリケーションなので当然パソコンへのインストール作業は不要です。
Internert ExplorerやGoogle ChromeといったWebブラウザさえあれば、すぐにでも利用を開始することができます。
もちろんユーザー登録も不要です。
とりあえず利用開始は以下のリンクから。右下の地球儀マークで日本語化をお忘れなく!
参考リンク
(draw.ioの開始画面)
『draw.io』は何がすごいの?
無料の描画ツールはインターネット上を探せば掃いて捨てるほどあるので、「無料」というキーワードを全面に押し出してもあまり魅力を感じてもらえないと思います。
なので、僕が個人的に「これは最高にクールだ!」と思った点をあげてみます。
ステンシルが非常に多くかつ検索で探しやすい
ステンシルの数が圧倒的に多く、かつ自分が探しているようなデザインが検索窓ですぐに見つかります。
例えば、
(ルーターのステンシル)
(Wi-Fiのステンシル)
などなど。
そして「サーバー」に至っては、、、
(サーバーのステンシル)
多すぎ!!笑
もうサーバーのアイコンで迷うことはありませんね。仮想サーバー(VM)も用意してくれていて地味に嬉しい。
そして個人的に一番感動したのが、AWSソリューションのアイコン(EC2,S3等)にも対応しているという点。超近代的!!
オンプレからクラウドまで、なんでもござれです。
(AWSソリューションアイコンのステンシル)
このように、自分で素材画像をわざわざダウンロードしなくても圧倒的な量のステンシルが既に用意されており、かつ検索窓からすぐに探し出して使えるようになっています。
描画ソフトとしての守備範囲がかなり広い
『draw.io』はネットワーク構成図だけに特化しているわけではありません。
先に書いたフローチャートの図はもちろんのこと、「ラック搭載図」といったかなり尖ったもののテンプレートまで標準で用意されています。
例えば以下のように赤枠のテンプレートを選択してダイアグラムを新規作成すると・・・
(テンプレート選択画面)
こんな感じのものが用意されます。
(ラック搭載図)
ユニット番号まで付番されていて、まさに至れり尽くせり。床耐荷重の設計を行うインフラエンジニアにも抜群の使い勝手です。
Excelのセル結合機能とはもうおさらばですね。
Visioライクなユーザーインターフェース
Visioに出来ることは大体『draw.io』でも出来るように作りこまれており、かつVisioのメニューバーに似せた直感的なユーザーインターフェースに仕上がっています。
先に書いた通り日本語化設定さえはじめにちゃんとすれば、迷うこと無くすぐに使い始めることが出来ると思います。
(Visioによく似たメニューバー)
『draw.io』は使い勝手がいいと評判も上々
知る人ぞ知るこの『draw.io』。
利用者からの評判も上々で、ネット上でも「使いやすい!」という声ばかりです。その一部をご紹介します。
ブラウザで無料で使えるドローツール「draw.io」がとんでもなく使いやすい。直感的に思ったのと同じ動きをするから、ほとんどの人は何も説明されなくても使うことができると思う。これって凄いことだよなぁ。https://t.co/EOM6qdL7LW
— tokoya (@tokoya) 2017年2月18日
draw.ioの出来が良すぎて無限に落涙している
— そじさん (@s0jisanP) 2017年2月19日
draw.ioすごい使いやすい
フローチャート制作に手間取らなかった— ぼんぼん@院生兼P (@neneka137) 2017年3月3日
draw.io使えますね。
Visio買えないから使ってみたら、ああこれは便利
— 水野駆馬@ミリオン4thD1福島LV (@iMTF_MizunoHead) 2017年2月10日
まとめ
今回のエントリーでは、Visioの代わりになるVisioライクなフリーソフト『draw.io』をご紹介しました。かなり使える描画ツールだと思いますが、いかがでしたでしょうか?
上記の使い方以外にもまだまだ可能性は未知数で、そのうちIT業界のデファクトスタンダードになる可能背も秘めています。
こんなに出来て完全無料とは恐れ入りました。まじでおすすめです!!
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