ドコモ光で取り扱うプロバイダには「タイプA/タイプB」の2つの分類があります。
今回の記事ではドコモ光の
- タイプA/タイプBの違い
- タイプBを選ぶメリット
について解説してみます。
結論から言うと、タイプBはメリットがなくて200円高いだけだから選ばなくて大丈夫です。タイプAの中からプロバイダを選びましょう。
参考リンク>>【ドコモ光】システムエンジニア監修!おすすめプロバイダと比較基準を徹底解説(ランキング) - 踊るびあほりっく
目次
ドコモ光の料金プランには「タイプA/タイプB」の2つがある。差額は200円。
ドコモ光のプロバイダにはタイプAとタイプBの2種類のプロバイダが存在します。
- 【タイプA】回線料金+プロバイダ料金込みで月額4,000円(戸建て5,200円)
- 【タイプB】回線料金+プロバイダ料金込みで月額4,200円(戸建て5,400円)
つまり、タイプBのほうがちょうど200円高い料金設定ですね。
具体的なタイプBのプロバイダ名をあげると
- @T COM
- TNC
- OCN
- AsahiNet
- WAKWAK
- @ちゃんぷるネット
の6社です(2018年現在)。
ちなみに過去にはSo-netがタイプBからタイプAへと変更され200円の値下げが行われるなど所属タイプの変更もときどきあったりするので、タイプBのプロバイダの数は増減します。
参考リンク>>ソネット、『ドコモ光タイプA』へ切り替え | プレスリリース
参考リンク>>ドコモ光 対応プロバイダ一覧(PDF)
タイプAとタイプBには技術的・品質的な違いはまったくない
タイプAとタイプBの200円の差はいったいどのような違いによるものなのか、気になりますよね。
「きっと200円分の価値がタイプBにはあるに違いない…」
と疑われている方は多いのではないでしょうか。
ですが実は、、、
僕たち利用者側から見て、タイプAとタイプBのプロバイダ間に技術的な違いや品質的な違いはまったくありません。単純に、「料金だけ」が違います。
なので結論から言えば新規契約をするなら安めのタイプAの中からプロバイダを選んだほうがオトクということになります。
なぜタイプAとタイプBの月額料金に「200円の違い」があるのか?
では、なぜタイプAとタイプBとで月額料金に200円の違いがあるのでしょうか?
この理由は実は単純な話で、
利用者側から回収する月額料金が4,000円では各社の採算が取れないから
が理由となります。
以下はネット回線業界における少し難しい話になりますが、ドコモ光はNTT東西から光ファイバーの回線設備を借り受けてインターネット接続サービスを提供する「光回線の卸売り(光コラボレーション)」という販売形態をとっています。
参考リンク>>NTT東西における光回線の卸売サービスの提供状況について
この光コラボレーションの販売モデルにおいてインターネット利用者から回収した月額料金は
- NTTドコモ
- NTT東西
- プロバイダ
の3社に配分され、各社で仲良く分け合う形となるのが特徴です。
ですが、プロバイダによっては投資設備の負担都合により月額4,000円では思うような収益が見込めないケースがあります(≒赤字)。
結局このケースのときはどうするかというと、僕たち利用者側の月額料金に200円を転嫁し、NTTドコモ+NTT東西+プロバイダの3方良しの収益構造(取り分)に調整することで解決しているのです。
タイプBを選ぶメリットは?
あえてタイプBを選ぶメリットはただひとつのケースを除いてありません。
その「ただひとつのケース」とは何かというと、
今ご利用中のフレッツ光のプロバイダがタイプBに属する場合に、プロバイダのアカウント(=つまりはメールアドレスなど)を転用後もそのまま引き継げる
というメリットを受けたい場合となります。
いまはGmailやヤフーメールが発達していてプロバイダに紐づくメールアドレスなどを利用している方は多くないので、これに該当する方はあまりいないかと思います。
もし上記のケースに該当しない方は、素直にタイプAからプロバイダを選べば(または乗り換えれば)まず間違いありません。
ちなみに2018年現在において最もコスパの良いドコモ光のプロバイダはタイプAの「GMOインターネット」です。v6プラス(高速通信)に対応したルーターのレンタル無料特典とキャッシュバック額の破壊力がやばいです。
【参考】GMOインターネット(タイプA)
関連記事
-
【ドコモ光】プロが選ぶ!おすすめのプロバイダと比較基準を徹底解説(2021年版ランキング)
【2019年最新版】システムエンジニア(プロITアドバイザ)が選ぶドコモ光のおすすめプロバイダと比較基準を解説します。