僕らにとっておなじみの「USB」。
1人1台のこのスマホ時代、高齢者を除けば使ったことがないという人を探すほうが難しいでしょう。
ですがおなじみとはいえ、今やそのバリエーションは非常に増えています。というか増えすぎ。その分別の細かさはまるで「横浜市のゴミ分別」に匹敵します。利用者に全然やさしくないですよね。
そんな方向けの記事です。
目次
USBの分別観点
重箱の隅をつつくような細かい話の一切は省略しますが、USBの分別観点は大きく分けて2つあります。
- 出力パワー(3種類)
- 形状(9種類)
つまり理論上、3×9=24のUSBパターンあります。
この24パターンのうち実は製品化されていないパターンもあるから話はややこしいのですが、そういうのはWikipediaを見てください。
出力パワー(3種類)
まずは「出力パワー」による分類をみてみましょう。この分類は3つしかなく、かなりシンプルです。
ここでいう出力パワーとは「データ伝送パワー」「給電パワー」のことを指しますが、それぞれUSB1.0(貧弱)、USB2.0(ふつう)、USB3.X(パワフル)の3つにわけられます。
データ伝送パワー | 給電パワー | |
USB1.0(貧弱) | 最大12Mbps | (給電できない) |
USB2.0(ふつう) | 最大480Mbps | 500 mA |
USB3.X(パワフル) | 最大10Gbsp | 1000 mA |
USB1.0
2018年現在、USB1.0は絶滅種です。
データの伝送はめちゃくちゃ遅いし給電はできないしで、今の時代ゴミ扱いです。
(USB1.1というマイナーバージョンもありますが、そちらもとうに絶滅しているので区別する必要もありません。)
Amazonでのケーブル取り扱いはもちろん一切なく、調達するほうが逆に難しいです。
USB2.0
現在までの主流はこのUSB2.0です。
最大480Mbpsのデータ伝送パワーと最大500 mAの給電パワーが特徴です。
USB3.0
これからの主流はこのUSB3.0です。
最大10Gbpsのデータ伝送パワーと最大1000 mAの給電パワーが特徴です。
USB2.0の時代は非常に長く、20年ほど続きました。多くの方がUSBと聞いて連想するパワーの規格は間違いなくこのUSB2.0でしょう。
形状(9種類)
次は「形状」による分類をみてみましょう。この分類は9つもあり、かなり複雑です。
- type-A
- type-B
- type-B 3.0
- type-C
- mini-a(絶滅)
- mini-b
- micro-a(絶滅)
- micro-b
- micro-b 3.0
type-A
type-B
type-B 3.0
type-C
mini-a(絶滅)
mini-b
micro-a(絶滅)
micro-b
micro-b 3.0